私が秩父に移住して雑貨店を始めてから、今年で7年目を迎えようとしています。
激動というか、もう本当に、目まぐるしい日々をあがきながら進んできた感じで
実感とか感動とかよりも、よくここまで続いたなという驚きしかありません。
7年という年月は、子供たちの成長だけでなく
御客様やスタッフなど、わたしを取り巻く人たち全ての人生も変化しています。
良いことも悪い事も喜びも悲しみもありました。
改めて、時の流れを感じざるを得ません。
そして、先日、また嬉しい報告がありました。
開業以来のお付き合いをさせて頂いていた御客様の結婚報告です!
一番最初に彼女に会ったのは、開業間もない東町店にいらして下さった時でした。
お母さまと二人連れで、しかもお二人とも洗練されていて、
『こんな素敵な親子も住んでいらっしゃるんだなぁ』と思ったのを覚えています。
それから、移転後もお二人で度々いらして下さって、親しくさせて頂きました。
彼女は高校の時から、美術(絵)を学ぶために秩父から毎日片道2時間半かけて通学し
努力の後に芸大も卒業。都内で絵に関わる仕事をしていました。
そしてちょうど7年前に秩父に戻ってきたところだったそうです。
少しシャイで、可愛らしい容姿、優しくて理知的で努力家の彼女は
わたしから見ても魅力的で、刺激をくれる大切な存在でした。
それから数年後、秩父で撮影された映画のヒロインとして出演した際、
助監督を務めていた青年と恋に落ちます。
しかし、二人とも駆け出しの芸術家。自立できないからと結婚には消極的でした。
素敵な二人・・・お似合いの2人・・・年月は経っていきました。
お店にいらっしゃる度に、私はヤキモキしていたのですが
そんな二人にやっと春が来たのです!
まるで身内のような感覚で、本当に嬉しかったです。
両家の御両親の顔合わせの日も、お相手は都内からお越しにもかかわらず、
山の中の当店のカフェへお越しになって下さいました。
この花は、その時のお祝いのお返しに持ってきてくれたものです。
可愛らしい「花かんざし」と「ラナンキュラス」
花かんざしの花言葉は、明るい性格・伝わる気持ち
ピンクのラナンキュラスの花言葉は、飾らない美しさ
先日、彼の元へ引っ越してゆきました。
とっても嬉しい春の出来事でした。