忙しいお盆の営業中、
心が震えるニュースがあった。
スーパーボランティア
78歳の「尾畠さん」
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心の底から尊敬できる方に久しぶりに出会った。
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見返りなど求めず
ここまで出来るひとを見たことがない。
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私も若い頃、ボランティアに行ったりしたし、
福祉施設で働いていたことがある。
でも
ボランティアをするには
身銭をきって現場に行き、食事もしなければいけない。
当時学生だった私はアルバイトしなければ学校へ通えない家庭状況だったので、ボランティアへ行くにも躊躇することがあった。
30年以上前は、ボランティアや福祉に対する世間の興味は薄く、国家資格もなかった。
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その頃の私は
「ボランティアは、お金に余裕がある人じゃないとできないんだな」と思った。
子供の純粋な発想、気持ちだ。
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そう悶々としながらも、
大学卒業と同時に重症心身しょうがい児施設に就職した。
仕事だから、お給料が出る。4勤交代制だから、プライベートな時間もある。
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24時間体制の家庭介護とはまったく違う。
ボランティアのような純粋な行動ではなく
介護でお給料をもらうことにためらいも感じた。
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そして何より
名声や金儲けのために施設を始めた理事長や経営陣の考えと反りが会わず
熱い思いを抱いて就職した私は、数年後その道から足を洗った。
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それから30年。
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尾畠さんのニュースをみて、考えを改めさせられた。
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自分の生活のなかで出来ることを精一杯やる。
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私も、子供たちが今年で全員成人する。
あと数年したら大学も卒業する。
そしたら、出来ることを再開しようと思う。